S.T.O.P.P.E.R.

スタダスさん 作

 

プロローグ

東京、練馬と呼ばれた土地

その穏やかな住宅地には一つ問題があった

そこに住むすべての人は一つの『音』に悩まされていた。

それだけを聞けば、大概の人は騒音公害かな?と思う違いない

だがその規模は、世の騒音公害の規模をはるかに逸脱していた


その『音』を聴くと、生物はすさまじい嘔吐感と嫌悪感に襲われ、まともに立っていることも難しくなるという

 その『音』は、地を裂き木を枯らすとも言われた。少し表現が過ぎているかもしれないが、
住宅へのガラスの粉砕や壁のひび割れなどの被害が多数報告されている

その『音』は、本当に音なのか?とも言われた。衝撃波の一種と言われればや、政府の超音波の実験なのではという都市伝説もたった

だが驚くべきことに、その『音』を引き起こしているのはたった一人の少年だという

一体何故、何が原因でこの『音』は起きているのか?それはまだはっきりしていない


 この時はまだ、傷害を負うものこそ出たが、死者は一人もいなかった

実は、元凶となる少年の周りの友人達が事態を阻止すべく何度も動いていたようだ

 今までの被害度もなかなかのものだが、きっと彼らの努力がなければさらに酷い事態になっていたかもしれない

だが、日を追うごとにだんだんとその巻き起こる災害の回数は増加していった

とうとう国も動く事になったらしいが、あまり意味はなかった
 

やがて住人達は街を捨てた。

閑静な住宅街はゴーストタウンと化してしまった。

そして尚も永続的に続く『音』の影響下から、練馬は変貌を遂げつつあった

凄まじい響音に耐えられぬ虫達の死滅、消滅により生態系が大きく姿を変えた

自然に還りつつある練馬では、未知なるエネルギーが生まれ、未知なる存在が生まれた

この事態を重く見た政府は、練馬および周辺地域を危険指定区域として完全に閉鎖した

もはや誰も、人である者はそこに住んでいないと思われていた。


だがそうではなかった。

未知なる土地への好奇心と夢を持ち、足を踏み入れる者たちが現れた

未知なるエネルギーを求め、人類の新たなる明日を目指す者たちも現れた

一攫千金。ここで一旗上げようと来る者たちも現れた

そして、この呪われた土地の真実を探し出そうと、災害に終止符を打とうと強く胸に誓った者たちが現れた



彼らは、やがてstopper(制止者)と呼ばれるようになった。

 

 

第1話

夢を見た。光に包まれる夢を。

水面のように揺らめく淡いブルーの光。

でもそれは夢だったんだろうか。

もしかしたら忘れてしまった遠い日の記憶だったのかもしれない。

でも、とても心地よかったことだけは覚えている…。



「ううっ!」

頭の奥の鈍い痛みが僕を飛び起こさせ、間抜けなうめき声を上げさせた。

全身が痛い。だるい。関節がパキパキと軽い音を立てる。

だが自分の名前は覚えている。僕は野比のび太だ。

どうやら自室で寝てしまっていたようだ。まあそれはいつもの事なんだけど。

「いったいどれぐらい寝ていたんだろう?ママが起こしに来てもいいようなものなんだけど。」

 疑問を洩らしつつふと窓を見る。薄い灰色の雲が、世界の果てまでも覆い尽くしていた。

「嫌な天気だな。」

嫌な気持ちになりつつ、なんとなく袖を見てると新たな疑問に駆られた

なんだこの格好?とつい口に漏らす

僕は緑色のフード付きのコートようなものをはおって、下も緑色をしたボロボロのズボンにシューズという妙な出で立ち

サバイバルゲームにでも参加してきたような格好だ。

と、ここで口の中が乾燥していることに気付いた。喉もひどく渇いている。

下に降りて何か飲もうと思い、おもむろに立ち上がった。

ギシギシという古い木造建築独特の音に身を寄せつつ、下へ降りて行くと


「何だ、一体何があったんだ…?」


 一階は酷く荒れていた。

廊下には穴があき、床下を覗いていた。

居間のちゃぶ台やテレビは厚くほこりをかぶっている。

台所は割れた食器やイスがあちらこちらに転がってひどく荒れていた。

さっきから疑問続きだ。嫌になってくる。

頭の処理も追いつかないので。とりあえず冷蔵庫を開けてみると

「ミネラルウォーターか…でも、ぬるいなぁ。」

そう、冷蔵庫には電気が通っていなかった。



停電かとも思ったが、この家の状況を見るに廃屋となったと考えるのが自然だ。

 でも、何故?

何故廃屋なのか?いや、その疑問を置いておくにしても何故僕はここにいたのか?

僕を放置してパパもママも出て行ったのか、ドラえもんも?

孤独を理解した瞬間、体中から嫌な汗が噴出した。


「ドラえもん、ドラえもん!どこだよドラえもん!パパ、ママ!みんなどこ行ったんだ!くそっくそっくそぉっ!」
 
おばあちゃんの部屋、トイレ、風呂場、次々に開けていくが人の気配はおろか最近まで使っていた形跡もない。

半分パニックになって玄関を飛び出すと

「なんだよ、これ…。」

灰色だったのは、空だけではなかった。

 街、全てが灰色だ。

周りの家も汚れたり、倒壊してるものばかりで全て廃墟同然だ。

道端も酷いものだ。ひび割れているか、瓦礫に覆われている。

絶望に等しい感情に包まれた。ドラえもんが未来に帰るといった日もこんな気持ちになったことはない。

だが、心はとても静かで、落ち着いている。

「とりあえず、人を探そう…人を探して、この状況について聞いてみよう。」

こんな状況なので、スペアポケットを持っていこうと思い部屋に戻ることにした。

ミネラルウォーターのボトルを開けつつ、記憶を呼び起こした。

いつからこんな状況になったのか、全く記憶に無い。

寝てる間に、こうなったのか。それとも寝る前からだったのか

そんなこんなして押入れにたどり着いた。

 だが湿った空気の押入れの中にあったのはスペアポケットではなく

ショックガン三丁とリュック、それにPDA(携帯情報端末)だけだった。

なぜショックガンが平然と放置されているのかわからない。

鬼が出るか蛇が出るかという状況なので、ありがたく三丁をリュックにしまい込んだ。

それにPDAをポケットにしまいこみ、冷蔵庫のミネラルウォーター全てをリュックに放り込んだ。
食料品は古くなっていそうなので断念した。



外を歩いていて改めて思うが、酷い惨状だ。

やはり人が住んでいるとは思えない。

「まぁ、野犬あたりはいそうだなぁ。いないほうがいいんだがなぁ…。」

ショックガンを片手につぶやく。

すると、前方に人のようなシルエットを見つけた。

「ウ、ウゥ〜…。」

ボロボロの服の浮浪者のような男が唸っている。だが人には変わりない。

「あのーすいませーん!道をお聞きしたいんですけっ……。」

そこで言葉が詰まった。男の異変に気付いたからだ。

白目をむき、生気のない顔でこちらを見ている。さしずめゾンビだ。

「アアアァ〜…ウオァ〜…。」

「な、なななな…!」

「ウォアアアアアア!!」

「うおおおおおおおお!?」

バシュッ バシュッ

男がいきなり襲いかかってきた。

のび太は反射的にショックガンのトリガーを引いた。

まばゆい光線が男性を襲う。男は後ろに吹き飛ばされ、仰向けになったまま起き上がらなかった。

「お、おお…やっちゃったよコレ。まあ気絶程度だし大丈夫か」

男の胸に手を当ててみると、鼓動が聞こえる

「ゾンビってわけじゃないのか、今の振る舞いは異常者のような…。」

しかし、最初からこれでは。望み薄とも思える。

「行き先不安だな、これじゃ」

やがてこの倒れている男も起き上がる。どこかに運んでおこうかと考えていると?



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……。



遠くのほうから大きな、地響きのような音がしている。だが地面は揺れていない。

風が吹いている。裏山のほうからだ。

「なんだ…?何か迫ってきているような、この感じ。」

そう思っていた瞬間


キィンッ!!


鋭い金属音のようなものと共に、何か、見えない膜で包まれたような感覚が全身にくる。

その数秒後だった。凄まじい頭痛が走る。

「う゛ああッ…!!」

次に吐き気、寒気が流れるように襲いかかる。

ショックガンを手から落としてしまったが、拾うことすらできない。立つことすらもままならない。


オオオオオオオォォォォォ…アアアアァァァァァァ…。


凄まじい爆風のような風圧の中で、低い男性の声のようなものを聴いた。

この声を耳で聞くたび、脳が揺れるような感覚に襲われ、体が震えた。

耳をふさぐ気力もない。ふさいだところで意味があるとも思えない。

倒れ込み、仰向けになって空を見上げた。

「(空が…赤い…これは一体…?)」

「(僕は…死ぬのか…こんなわけもわからないまま…)」

「(だけどこの感覚…どこか懐かしいような…)」

「(決して…いい記憶ではなかった気がするけど…)」

ここで、視界が途切れた。

 

 

第2話 運命の目覚め

――河原の町―――

元、野球場と呼ばれた場所

 今となってはその面影は薄く、スラムの市場を思わせる光景である。

そこの中心に位置する。西部開拓時代に似たバー

その古びたはね戸を、背中に人を乗せた。ボロボロのコートの男が入ってきた。


「よぉFox、珍しいものを持ってきたぜ。リサイタルの生存者だ。」

「そうかよ、そこらへんに置いとけ。まったく、人が食事中の時に…。」

 Foxと呼ばれた三段重ねのリーゼントにキツネ目の男、というよりは少年は、ボロボロのコートの男を半ば追い払うように言ったが、
突如顔色を変えて尋ねた。

「何、生存者だって?」

「ああ。」

「おい、嘘じゃないだろうな。」

「疑り深い奴だな、確認してみろよ。嘘ならすっ裸で裏山を一周してやるよ。」

そう言いながら二人は背負われた男、というよりこれまた少年を二人は汚れたカウンターの上に載せた。


「生存者か…この古びたグリーンコート、最近入ってきたストッパーじゃあ無さそうだな。」

 コートの男が呟くと、Foxもううんと唸る。

「この顔…どこかで見た覚えがあるんだがな、どうも思い出せない。」

「お前さん、前の一件で記憶がいくつか飛んだんだっけ?」

「ああ、おかげでツケも忘れちまったよ。まったくバッドタイミングだ。本当に…。」


 悔しそうに頭をかきながら、Foxは少年のポケットに視線を移す。

「そういやストッパーならPDAを持ってるはずだろ。これで確認したほうが早い…。」


ポケットを確認すると、すぐに胸元から白いPDAが出てきた。まだ新品同様である。

そしてその画面には唐突に文字が映っていた。

 




『GO TO THE GARDEN』


「ガーデン…?ガーデンってのは一体…。」

まさに意味がわからない、という表情でPDAを見つめていたが、それは突如として中断された。

「それに…触…る…な…!」

いきなり目覚めた少年はPDAをひったくり、安心したような顔になるとまた深い眠りに落ちた。



「いやーごめん、何にも覚えてないんだよね。いやマジで。」


どうも最近は頭痛を目覚ましがわりにすることが多いらしい。

あの凄まじい異常の中から目覚めたときには、前見た廃墟の代わりに男くさいバーで横たわっていた。

キツネのような目、どこか懐かしい感じのする、誰かに見守られて。

「まったくいい迷惑だよ。ここはバーなんだ。ホテルじゃあないぞ」

「ああ、ごめん…ところでこんなところで何やってるんだ…?」


「…スネ夫。」



「…!お前、なんで僕の本当の名前を知っているんだ?」

「何言ってるんだよ、僕はのび太だよ。昔から知り合いじゃないか」

「のび太…!?ああ、そうか、お前、のび太だったか。ずいぶん久しいな。」

忘れたことを思い出せたおかげか、Foxことスネ夫は嬉しそうにニヤける。

「確かに、本名を知ってる奴なんてごくわずかだからな…大体ここの奴らは、僕をFoxと呼ぶ。」

Fox、なかなか的を得ているなと心の中で感心した。もっとも、口には出せないが。

「しかしのび太、お前いつからストッパーになっていたんだったっけな。思い出せないな…。」

「ストッパーってなんだ?」

「忘れたのか?リサイタルでお前も大分記憶をやられたようだな。」

「ちょっと待った!リサイタルって何だよ!」

「…大分記憶をなくしたようだな。よしちょっと来い。」

おもむろに立ち上がったスネ夫は、外にでた。



外に出ると、またすごい景色が目に入ってきた。

 外はあばら家が立ち並ぶちょっとした村のような感じで、たくさんの市場が並んでいる。

光り輝く石を売っている老人。

缶詰大安売り、と大声で叫ぶひげ面のオッサン。

 そしてふと眼をやった方向に、ガタイのいい青年が銃のようなものを売っていた。

ここは本当に日本なのか…?

 かまわず歩き続けるスネ夫に尋ねる。


「なあ、ここって練馬だよな。いつからこんな風になったんだ?」

「…ことの発端はあいつ、ジャイアンだったんだ。」

「ジャイアンが?またどうして。」

「あいつの歌が酷いのは昔からだったが、そこまでじゃあなかった。歌うのもごく稀だった。」

「ああ、うん。まあ…。」

「だがあいつは突然、歌に取りつかれ始めた。歌に盲目的になったんだ。徐々にな。」

「歌に…だって?」

「そうだ。自分に神が降りただの、俺の歌こそ人類の希望だの、的外れなことを言い始めた。」

「まさか…。」

「そうだ、精神を病み始めた。少しずつだが確実にな。」

「そうしてジャイアンの両親は精神病院へ送ることを考えた矢先、ジャイアンは家を飛び出したんだ。」

「なんだって!」

「それからさ、悪夢は。ジャイアンは練馬のどこかで突然歌いだすようになった。」

「あの歌が突然か、そりゃ酷いなぁ…。」

「そうだな、まるで局地的な災害さ。だがそこでドラえもんも動き始めた。まあ今思えば大分遅い初動とも思えるが」

ドラえもん、その名前が頭の奥で響く。

「ドラえもんはこの練馬を特殊なフィールドで覆った。他にも、ジャイアン対策として色々なことをやり始めた。」

「たとえばそのPDAだ。そいつは体調管理や人との連絡、武器の調子まで載せてくれるスゴイ奴だ。まあ練馬でしか使えないがな。」

「他にもこの練馬で発生した異常現象を調べるべく、大規模なチームを組んで動き始めたようだが…最近は見てないな。」

「でも、ドラえもんはこの練馬にいるんだね?」

「そうだろうさ、出る理由もないだろうし…さあ、見えてきた。ここからが大事だ。」

 スネ夫は河原の上、土手へと連れてきた。

 ここで改めて街を見渡すが、やはり酷い光景だ。

空と地平線は灰色に覆われ、街は薄汚れたモニュメント同然。

 見覚えのない施設もあるようだけど…。



「のび太、裏山を見てみろ。あれが見えるか。」

指差した方向には、いつもの裏山があった。いや、少し違う。

山の中腹辺りが妙に灰色のような…。

眼鏡のピントを合わせるとはっきりした。建物だ。何かの巨大な施設だった。

「気付いたようだな。あれはジャイアンがおかしくなる前に建てられた団地群なんだけどな。」

「でも、それがどうかしたのか?」

「さっき言ったお前の巻き込まれた現象、通称『リサイタル』に深く関係する。」

スネ夫は顔の影を深めた。

「リサイタルってのは、まさに名の通りあいつが歌ってるのさ。」

「あれはジャイアンの声だったのか!?」

確かにあの悪寒、吐き気、脳の揺れる感覚。十分に覚えがある。

「まあ、あの距離じゃまともに音として届かないが、凄まじい低周波のような何かが、裏山を中心に練馬全土に巻き起こってるのさ。」

「裏山?つまり、ジャイアンはあそこにいるってことなのか?」

「ああ、そうだ。つまりあそこが全ての元凶だ。」

「じゃあ、早く裏山に行って止めないと…!」

「まあ待て、最初は誰しもがそうしようと裏山に向かったのさ。だがな、重大なことがわかったんだ。あれを見てみろ。」

 スネ夫は指を裏山からふもとの学校へ向けた。



「あの学校沿いに団地群に向かう道があるんだがな…あそこに向かうとな、人は正気を失うんだ。」

スネ夫の言葉に寒気がした。尋常ではない。

「なんだって?なんでまた。」

「噂に聞いたんだがな、あの学校からは毒電波が発せられてるんだ。」

「毒電波だって?」

「そうだ。普通の人間なら数分と持たない。まあ運が良ければ死ぬ、運が悪ければ…。」

「運が悪ければ、なんだ?」

「ゾンビになっちまうのさ。」

「ゾンビだって!?」

「ああ、そうだ。もっとも、映画や漫画に出てくるようなのじゃあない。強いて言うなら『廃人』になるな。」

廃人の言葉にあっ、と思い出した。ここに運び込まれてくる前の事だ。

 白目をむいた人間、のようなものに襲われた。学校に向かおうとするとああなるのか…。


「通称『ブレインスナッチャー』だ。いやな名前だろう?そいつがある限り学校はおろか周辺数百メートルも立ち入れない。」

 スネ夫は、言うのも嫌だという顔をしている。

「まあ、間違っても西側には行かないことだ。死ぬより惨めな目に会いたくなければな。」

「じゃあ、東側から行けばいいんじゃ…。」


「そうだな、東側の商店街地域からも行けることは行けるが、別の問題がある。」

「問題?まだあるのか。」

「そうだ。商店街側は戦場と化してる。なんとか入ろうとする優秀なストッパー達と、『狂信者』共のな」

「はーい待った。『狂信者』ってのも説明してほしい。」

「もちろんだ。あの『リサイタル』も『ブレインスナッチャー』と似た力を持っているんだ。
 大体の人間は生きてられないが、ゾンビとなって生きる連中がいる。だが少し特殊でな…。」

「特殊?っていうのは」

「正気をなくした廃人とかではなく、ジャイアンの『歌』に精神を支配されて。妄質的に『歌』を求め続けるんだ。」

その言葉には、独特の、嫌な感じが混じっていた。

「やがて、求め続けた連中は。裏山に集まって、一つの宗教団体のように活動を始めたのさ。
 連中を僕ははっきり見たことがないから詳しくはわからないが。」

「その連中は『歌』を守るため、ひいては『ジャイアン』を守るために、ストッパーに対する防衛網を引いたのさ。
 だから、東側も到底無理だ。
 お前じゃ生きるのも難しいぞ。」

「そう、だったのか…。」

「まあ、話はこれぐらいにするぞ。バーに戻ろう。店番がいないのは不安だ。」

僕は、前よりずっと重くなった足取りを引きずり、バーへ戻ることにした。

 

この話は続きます。

 


 

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