真相・

ドラえもんがのび太の元へ送り込まれた理由

ミサイル研究所さん

EPISODE:1

セワシ「ふう、学校の宿題はいつもいつもめんどくさいなあ。

しかも、自分の家の血筋調べなんて。僕等の様な上流階級の家庭の血筋調べだなんて・・・」

ん?

セワシ「まあ、いいや。

おーい、ドラえもーん宿題手伝ってよー。」

どうやらここはのび太譲りの様だ。

ドラえもん「駄目だよセワシ君、宿題は自分の力でやらなきゃ。」

セワシ「ちぇー、わかったよ。自分でやればいいんでしょ。」

ウィーン

そういい、この時代の物と思わしきパソコンを起動させる。

ドラえもん「じゃあ、僕はクロえもん君達と野球の約束をしてるから行って来るよ〜。」

セワシ「はいはい、いってらっしゃーい。

さてと、僕も始めるか。」

カタカタカタカタ




ーーーー三時間後ーーーー

セワシ「ほうほう、この人は野比のび助さん。この人が今の野比コンツェルンの土台を築いたのか。

やっぱり、僕の家系の一族みんな優秀だなあ。ウヒヒヒヒッ。」

何か奇妙な笑い方をしながら調べている。正直きもい。

セワシ「次は野比のび太さん。ええと・・・・・・・・・・・・・・・・

のぎゃあああああああああああああああああああああああああああああっ!

なんじゃあああああああああああああっ!

コイツは何じゃああああああああああああああああああっ!

こんな奴が、ボンクラメガネが、我が誇らしき野比家の人間のはずがなああああああああああああっい!

これじゃ、これじゃ、あまりにも、あまりにも酷すぎるうううううううううううっ!!」

ガンガンバンバンドガッシャアアアアアアアアアアアアアアアッン!!!

セワシは己の拳でパソコンを完膚無きまでに破壊する。

ついでに名誉の負傷。

ドラえもん「セ、セワシ君。ど、どうしたんだい?」

あまりにも変わり果てた部屋の状況に恐怖を刻みながら言葉を発したドラえもん。

セワシ「ドラえもんっ!コイツのデータ見てよ!このボンクラメガネのっ!」

ご先祖様の一言もないな・・・

ドラえもん「ええと、ぶしゃああああああああああああああっ!

こりゃあ酷い。いや、非道だ。」

その内容とは?

次回へ続く!

 

EPISODE:2

内容:野比のび太 男 練馬区出身

経歴:○×小学校入学 

一年生:ジャイアン&スネ夫と徒党を組み暴れまくる。家庭訪問を一週間で四回のペースで食らう。

二年生:学校始まって以来の大天才「出木杉英才」に三人でタイマンをはり見事に破れる。

三年生:源しずかに告白するが、「死ね!」と言われ存在を拒絶される。一ヶ月引きこもる。

四年生:小学生マフィア「ザ・練馬」を結成。スネ夫&ジャイアンと共に警察官を絞めまくる。一ヶ月で壊滅させられる。

五年生:一年生からの担任の先生に3vs1で決闘を申し込む。しかし、チョークを頭に食らい脳震盪を起こす。

六年生:ジャイアン・スネ夫・しずか・出木杉と共に他の生徒より十ヶ月早く卒業。


△□中学入学

一年生:上記の五人組で三年と二年の不良を絞め、生徒会を実質的に支配する。

二年生:教師の前で宴会を開き停学を食らう。

三年生:受験の際に前の生徒に頭突きを食らわせ問答無用で落ちる。


就職先が無くなったので自分で会社を興し、設立一ヶ月で「大文字焼きごっこ」を社内で行い、

会社は全焼。百億円の借金を作る。

ジャイ子といやいや結婚。

結婚後二年でドンパチ別れ。

借金が一兆円になる。

本物のアサルトライフルを製造し、国会議事堂に「天誅じゃあああっ!」と叫び突撃する。

この際に機動隊に蜂の巣にされ生涯を終える。

借金は未だに破られない個人ランキング一位である。

ちなみに三兆円。

しかし、息子の野比のび助による必死の努力で借金を全て完済し、

現在の野比コンツェルンがある。

彼は返済額ランキングで世界一である。



これがのび太の生きた証である。

本当に非道だ。

セワシ「どうしようドラえもん?こんな奴が先祖だってみんなに知れたら学校に行け無くなっちゃうよ。」

かなり泣きそうな面もちでドラえもんに助けを求めるセワシ。

拳から血を滴らせてぶるぶる震えさせているので説得力0だが……。

ドラえもん「こりゃあ、こいつ自身を変えないと駄目だね。」

酷く冷静に言い放つドラえもん。

セワシ「いや、そんなことしたら僕生まれないかも知れないし……。」

ドラえもん「う〜ん……、どうしよう?」

しばらく悩むセワシとドラえもん。

しかし、セワシは「はっ!」とひらめいた様な顔をして。

セワシ「そうだ!ドラえもんがあのボンクラを再教育すればいいじゃないか!」

しかし、ドラえもんは少し困った表情で、

ドラえもん「いや、君はドラミに任せるとしてね、歴史変えたら最後、タイムパトロールに地の果てまで追いかけられるよ。」

だが、セワシは少しもひるむ様子もなく、

セワシ「ふふふ、ドラえもん僕の両親は財政界に名の知れ渡った人間だよ。

一人の人間の未来を変えるぐらい政治家の頬を札束で殴り飛ばせばすむじゃないか。」

不適な笑みを浮かべながら言い放った。

ドラえもん「なあんだ、その方法があったね。じゃあ早速パパさんやママさんに頼もう!」



こうして、のび太の未来を変えるプロジェクトは少しずつ進んでゆく。

続くよ

 

EPISODE:3

 セワシ「パパ〜ッ、ママ〜ッ。僕のご先祖様のかわいそうな歴史を変えたいからタイムパトロールを説得してよ〜。

(おい!クソ親父、クソババ!あのゴミカス野郎の未来を強制的に変えるから給料泥棒どもの頬を札束でひっぱたいて説得でもしろや!)」

いきなりこれかよ!

ちなみに( )の中が本心である。

パパ&ママ「どんなかわいそうな歴史なんだい?」

慈悲深い顔で心配そうに訪ねる。

この夫婦からどうやればセワシが生まれるのやら・・・

セワシ「あのね、株に大はずれして借金を山の様に抱えて、最後には桃を食べ過ぎて死んじゃうんだ。

(クズが馬鹿なことばかりやりやがったせいで借金のワールドレコーズに堂々一位のランクインしやがったあげく、蜂の巣だよ!)」

さすがに( )の中を言ってしまうとセワシの両親は暫く入院するだろう。

パパ「それはかわいそうに。よし!パパが時空警察総司令本部に頼んでその人の人生を変えれる様にしてあげよう。」

ママ「よかったわね、セワシちゃん。」

こんなにいい両親なのに・・・

セワシ「わーい!ありがとー!

(へっ、大人なんて所詮こんなもんさ。ケヘヘヘヘ。)」

 

 

セワシ「ドラえもん、大人ってチョロいね。」

ドラえもん「そうだよ、セワシ君。で、僕が行ける様に言ってくれた?」

セワシ「ばっちりさ!」

何げにひでー会話だな。おい

ドラえもん「さ〜て、何を持っていこうかな♪」

そうするとドラえもんはニコニコしながら、

熱線銃・ジャンボガン・原子核破壊砲・無敵砲台・地球破壊爆弾・空気砲瘁E空気ライフル竅E対艦マシンガン・

超メカメーカー・銘刀電光丸吉影を筆頭に

とても教育と言うよりは戦争を起こせそうな道具を四次元ポケットに入れ始めた。

セワシ「ドラえもん、多目的移動飛行要塞『ラピュタ』も忘れちゃ駄目だよ。」

ドラえもん「ごめ〜ん、忘れてたよ。」

二人の目には怪しい光が宿っていたとか・・・

 

 

その頃セワシの父は、

セワシ父「いやあ、急に訪ねてきてすまなかったね。」

タイムパトロール長官「いえいえ、こちらこそおたずねいただくとは・・・。

それで、用件は何でしょうか?」

セワシ父「まあ、大したことではないのだが、私の先祖の人生を変えてもいいかという相談をしに来たのだが・・・」

長官「それくらいならば、どうぞ!」

セワシ父「しかしね、問題があるのだよ。その祖先が、なんと!あの野比のび太なのだ!」

その言葉を聞いたとたんタイムパトロール長官は、顔を青くし、

長官「のひええええええええええええっ!あ、あの、の、野比のび太。野比のび太ですと!あの時空調整員が何度挑んでも

未来を変えることができなかった・・・。それは難しいですね。さすがに国会で審議しな」

この言葉を遮る様に長官の前に山の様な札束が置かれた。

セワシ父「ここに総額十億円ある。これを君にあげよう。」

長官「いえ、しかし・・・」

目の前の札束の山にしきりに目がいってしまい、なかなか切り出せない長官。

そこにセワシの父が最後の打撃を加える。

セワシ父「そうか、ならば五十億でどうだね?

なあに大丈夫だ。他の国会議員は既に黙らせてあるのだ。

残りは君だけというわけだ。どうだOKをくれるかね?」

長官「いや、やはりお断りします。」

しかし、長官は断った。やればできるらしい。(何が

その言葉を聞いたとたんセワシの父の顔は急に暗くなり、

セワシ父「そうかね、残念だ。でも、覚えておいてくれたまえ。君の代わりなどいくらでもいると言うことを。」

その言葉で長官はあっさりと意見を変えた。

長官「も、申し訳ございませんでした!野比のび太の未来の変更を許可いたします!どうか首だけは・・・」

セワシ父「うむ、物わかりがいいな。

では、五十億円は受け取ってもらおう。

あとはこの同意書にサインをくれたまえ。」

そういいセワシの父は明らかに何か文字が隠されているとわかる様な紙を長官の前に置く。

長官「は、はい。了解しました。」

そして、長官はそのまま名前を書いてしまう。

だが、書き終わった直後に隠した部分の文字が長官の目に入る。

その内容は、

 

私たち、全国会議員は野比のび太の未来変更にいっさいの意義を言わず、全判断を野比家にゆだねる。

 また、教育ロボットとしてドラえもんを送ることを認める。


と書いてあった。

長官「ど、ドラえもん・・・、あのドラえもんか。

時空警察特殊部隊第一番隊「ドラえもんズ」 リーダー、またの名を青い暴風か・・・

確かに彼ならばやれますね。

私も安心しました。」

そのときのタイムパトロール長官の顔はほっとした反面、

未来を変えられる野比のび太への同情も感じ取れたという。

セワシ父「いやあ、ご協力を感謝するよ。では、これにて失礼。」

カッカッカッカッ

こうしてセワシの父は用件を済ませると海原雄山のような足取りでタイムパトロール長官の職務室から出ていった。

なおの長官はと言うと、セワシの父が完全にいなくなったことを確認してから一言つぶやいた。

長官「野比のび太少年、間違っても死ぬなよ。つまらんことで・・・」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さあ、ますますわからなくなってきたこの小説。

 波瀾万丈の結末はどうなるのか?

 EPISODE:4へ続く!

 

FINAL EPISODE 〜全ては野比家のために〜

セワシ「ドラえもん、いい結果に期待しているよ。」

セワシは涙ぐみながらドラえもんを見送ろうとしている。

当のドラえもんも涙ぐんでいる。

ドラえもん「セワシ君、じゃあ行ってくるよ。」

セワシはドラえもんと握手をしようと手を伸ばす。

だがこれは間違いであった。

ドラえもん「やっぱいっしょにこいやあ〜!」

ドラえもんはセワシを無理矢理タイムマシンの中に引き込む。

セワシ「ちょっと、ドラえもん!いきなりなんだよ!」

セワシは殺意をぎらぎらさせた目でドラえもんをにらみつける。

ドラえもん「甘いなあ。君がウソの理由を説明して、そののび太とか言う奴を

説得すればいいじゃないか。」

セワシ「……逆に殺されそうなんだけど……。」

だが、ドラえもんは聞いていた素振りも見せずに。

ドラえもん「じゃあ、しゅっぱ〜つ!」

タイムマシンを発進させた。

こうして、史上最強のロボット、ドラえもんはのび太の元へ向かって行くのであった。




その頃のび太は

のび太「ウヒヒヒヒヒ、やっぱカツアゲは気持ちいいぜえ〜。」

片手に札束がたくさん詰まったバッグを持ち(カツアゲかこれ?)、笑いながら道路の真ん中を歩いている。

真ん中と言っても、車がびゅんびゅん走っている商店街の道路だが……

もちろんそんなとこ歩いていたらお約束な事になる。

ドギャン

制限速度三十キロの道を百キロオーバーで走ってきた車にはねられる。

のび太「のへへえ〜っ。」

札束をばらまきながらのび太は空の彼方、もとい私室へ飛んでいった。

しばらく後

ヒュウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウッ

ドガッシャアアアアアアアアアアアアアアッン!?!?!

盛大に頭から部屋にダイブ。

ズズズズズズズズズ

そして頭をすりながら、

バリバリーン

障子を破壊して止まる。

のび太「いてててて、今回は飛ばされすぎたな。」

んな問題か?

のび太「あーあ、暇だ。寝よ。」

のび太が眠ろうとしたとき、突如机から声が漏れる。

「じゃ…な…ろ。」

のび太は気にせずに眠ろうとする。

?「んなことやってんじゃねえっすよおおおおおおおおおおおっ!」

そう言い机から飛び出してきた青いダルマ状の物体がのび太にボディプレス。

ぐしゃああああああああっ!

のび太「のぎゃああああああああああっ、つ、机からたぬブゴロフッ!」

いきなりボディプレスを食らわされたあげくその物体によるパンチでさすがののび太も気絶する。

約十分後

のび太「はっ、さっきのは夢か。でもリアルに痛かったなあ。」

だがこれが夢のはずがない。

ドラえもん「やあ、君がのび太君?僕はドラえもん、二十二世紀から君を更正させるためにやってきたんだ。」

のび太「へっ、んなの知るかよ!」

ドラえもん「融通が利かないなあ、セワシ君。カモン。」

すると机の中からセワシが出てくる。

セワシ「やあ、おじいちゃん。(よう、ゴミ。)

僕はセワシ、君の子孫なんだ。(俺はセワシだ、貴様みたいなゴミの子孫だけどな。)

さっき、ドラえもんが言ったと思うけど、君を更正させるためにやって来たんんだ。

(クズが、更正させにやってきたんだよコラ!)。」

さすがに中身は悪いこと……

のび太「おじいちゃんだあ〜っ?な〜にいってんだてめえ?」

ドガン

その瞬間、のび太の後ろの壁に大穴が開く。

ドラえもん「言葉は選ぼうね、さもないと死ぬよ。」

何げに怖いセリフを笑顔で吐くドラえもん。

のび太は固まっていた。

ここからが原作の記念すべき一回目のセワシの話である。(つまり略)

聞き終えたあと

のび太「で、俺にどうしろと?」

セワシ「真人間になってもらおうと……。(真人間になれボケナス!)」

のび太「へっ、なんねえよバーカ!」

ドガガガガガガガガガン

のび太の後ろの壁にさらに穴が増える。

ドラえもん「言葉には気をつけろと言ったはずだよ。」

セワシ「じゃあ、ドラえもん、あとはよろしくね。」

ドラえもん「仰せのままに。」

そう言うとセワシは机に向かっていき、最後にこういった。

セワシ「君の更正はすべてそのドラえもんがやってくれる。じゃね。」

こうして部屋にはドラえもんとのび太がのこされた。

ドラえもん「さあ、始めようか。」

のび太「い、いやだあああああああああああああああああああああっ!」

この悲鳴と共にある意味最強な生活が始まる。











キャスト

ドラえもん

のび太

セワシ

セワシの父

セワシの母

タイムパトロール長官

受付の人の声

ナレーター


スタッフ


監督:ミサイル研究所

脚本:ミサイル研究所

特殊効果:ミサイル研究所

プロデューサー:ミサイル研究所


協賛:ドラミュージアム


作成:国際警察機構映像支部(マテ



公開:ドラミュージアム


配給:ドラミュージアム




ありがとうございました。

 

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