ドラえもんの現代生活

BINGOさん 作

 

特別編第11話『S』のサスペンス24 延長戦!そのF 
『S』VSメタルVSゼクロス
〜悪夢のドラミュー対決大作戦 スペシャル〜

S:「前回、予想外でしたね」
作者:「まさか…俺が一部だけ活躍するとは…」
S:「また今日も普通に始まるんですね」
作者:「まぁ…いいじゃないか。」
S:「もうすぐ文化祭と受験ですね」
作者:「ああ。」
S:「一応、これが文化祭・受験前最後の小説なんですよね」
作者:「うむ。」
S:「じゃ、スターーート」

レース大会から帰ってきた
ゼクロスさんとメタルさん…

(ゼクロス)

何なんですか!?あの妨害対決!!

(メタル)

意味不明でしたよ

(作者)

あれ…無かったことにしましょう。
ということで第7回戦を…

(郵便局)

郵便で〜す。ここにハンコを押してください
あ、どーも

メタル:「作者、速達です」

(作者)

何だよ…
差出人書いてないな
爆弾じゃないの?

と作者は封筒を開けた…

(作者)

ビデオテープ…
手紙がある…読もう…

・・・・

この“企画を逆らうようなことをしたら貴社の社長から
殺していくようになります”…

さ…逆らうかよ!
こ…これが本物だったら
ドキドキがとまらないよ…

決まった…
第7回戦は
“ゆう事件”を解決した奴が勝利

メタル/ゼクロス:「な、な、何だってーーー!?」


悪夢の第7回戦が始まろうとしていた…
なんでもアリな対決…
どちらか先に“ゆう事件”を解決することが
できるのだろうか!?闘いはこれから始まる!!

但し、このバトルは
ゆう事件をただ解決することはできない。
格闘バトルをしても全然構わない
フリーなバトルである。

-第7回戦 始動開始-

城にやってきた
シルバーピーチさんとS。

(シルバーピーチ)
こ、ここが
ガ○ダム城か…

(S)
そうみたいだね…
とりあえず…中へ入るか…?

シルバーピーチとSは
ガ○ダム城の中へと入っていった…


(作者)

ああ、第7回戦は既に始まってますよ
ただ…城には入れないみたいなので
帰ってください

シルバーピーチ:『はぁ?!』
S:『どういうことだ?!俺らは呼ばれたんですよ?!』

(作者)

第7回戦は“バトル”じゃない・・・。
“心理戦”だ

シルバーピーチ:『何だって?!』

(S)

S望むところです。我々はそんなくだらない闘いよりも
“ゆう事件”を今すぐにでも解決したい!!
私は今すぐ…捜査本部へ戻ります。
シルバーピーチさんまた後でお会いしましょう

(シルバーピーチ)

おう!!わかった…
私は“ゆう”ではないということを
今すぐにでも証明したいぐらいだ…

シルバーピーチさんとSは
城を後にし…心理戦がスタートした!!

〜Sの場合〜

Sは…捜査本部に戻り捜査をしていた…

(宇生田)

それと…○○って方なんですが
(これ…カットしたんじゃなかったっけか?)
結局 もう既に居ないという証言があります

もう公開捜査に踏み切るべきでは?
聞き込みを1人2人でしていても
限界がありますよ

(S)

“ゆう事件”
に関係しているという形で公開すれば
その人が生きていた場合“ゆう”に
殺される場合がある。やるなら
“ゆう事件”とは無関係とし
写真を避け似顔絵にするべきですよね

(宇生田)

まったく…
やりにくいな“ゆう事件”と言わなければ
世間は興味を持たない

そして興味を示すだけで
“ゆう”
を恐れ関わりたがらない

(近藤周市)

しかし
行方不明になって
もう4ヶ月…
死んでいるとしか…

(沖田桃太)

死人に口なしか…
そうなると
捜す意味すら…

(S)

死んでいるとしても
彼女から何か聞いている者が
いるかもしれませんし
遺体が出てこないのもおかしい
出てくればそこから
何かつかめるかもしれませんねぇ


(宇生田)

何か聞いている人が
いればとっくに
名乗り出てくれてる
と思いますねけどね

アタリ:「銀○!!」
S:「どうした?」

突然、アタリが出てきた…
アタリは慌てて“S”にこう伝えた

(アタリ)

この異次元世界“ガンダム共和国”のテレビ局で
こんなのが放送されている!!

大変なことになっているようです

っと伝え…アタリはテレビのチャンネルを回した

Sたちがいる大画面のテレビが流れた…

(テレビの声)

つまり私達は“ゆう”の人質であると
共に報道人の使命を受け
この報道をするものであり

決して嘘や興味本位で
このテープを放映するものではない
という事をご理解ください

(捜査本部の全員)

“ゆう”の人質?
なんだこれは?

(テレビの声)

四日前、当番組ディレクターに
送られてきた4本のテープ
それは間違いなく
“ゆう”から送られてきた物でした

(作者)

視聴率60%…70%
いや…1000000%行くぞwww
実は…異次元世界と
現実世界同時生中継だからな
これは…

ゼクロス/メタル:「これは賭博対決みてーなもんか?」
作者:「…黙れ!!」

(ゼクロス)
す、すみません… 
じゃあ、俺はシルピーさんが勝つと思う

メタル:「私はこの対決を中止するべき!!」

(テレビの声)

1本目のテープには
先日、逮捕された
とある容疑者の
死亡日時予告が入っていました…
そしてその予告どおり
昨日、この容疑者が
心臓麻痺で死亡した…

こんな事は“ゆう”にしかできない
これは“ゆう”から
送られてきた物だと
私たちは判断しました

(Sの心の中)

・・・・
これが本当なら
確かに“ゆう”でなければ
出来ない事だ…

(テレビの声)

そして“ゆう”は
今日の午後5時59分丁度から
この2本目のビデオを放映する様
指示しているのです

我々もまだ見ておりませんが
テレビをご覧の皆様に
また“ゆう”だと証明する
予告殺人と
世界の人々に向けての
メッセージが入っているとの事です

(近藤周市)

ま またヤラセじゃないのか?!
・・・・

(沖田桃太)

まさか…
いくらなんでも
こんな悪質なヤラセは…

(テレビの声)

では…5:59です
ご覧ください

(“ゆう”)

私は“ゆう”です

(Sの心の中)

……
……
機械で作った
荒れた音声に手書きの文字
明らかに それを
ホームビデオで撮っているだけの
映像…私がテレビで
“S”と名乗った時と同じ書体…
対抗意識か?
それしか思いつかなかったのか?
どちらにしろ
幼稚過ぎる…
わざとか?…

(“ゆう”)

このビデオが○月○日
午後5時59分ちょうどに
流されれば

今は5時59分
38・39・40秒

チャンネルを“違う”チャンネルをかえてください
メインキャスターの○○○○氏が
6時丁度に心臓麻痺で死にます

宇生田:「お…おい」
沖田桃太:「…まさか」
S:「替えて!!」

リモコンのチャンネルを変えた
すると…テレビのとあるキャスタが
6時に心臓麻痺で亡くなった…

(S)

チャンネルを戻してください!
アタリ!!
テレビをここへ1台
いや!!2台!!

アタリ:「はい!!」

(“ゆう”)

○○○氏は
“ゆう”を悪だと主張し
報道をし続けてきたその報いです

1人では確実な
証明になりません
もう1人犠牲になって貰います

ターゲットは同じく今
生出演の予定のある
私を否定したコメンテーター…

沖田桃太:「ぎ…銀○!!」

S:「チャンネル24に回せぇええええ!!」

コメンテーターが亡くなった…

(S)

“ゆう”が
世界の人々に向け
メッセージを流すと
言っていたな…

この放送
止めさせないと
まずい事になる!


(“ゆう”)

これで
私が“ゆう”だと
いう事は信じて頂けたでしょうか?

(沖田桃太)

あのテレビ局の電話番号を!!

だ…駄目だ…
局や城のどこにかけても
通話中…

(近藤周市)

局内の知り合いの携帯は
電源が入っていない
っていうか知り合いって誰だっけ!?

(宇生田)

く…くそっ
俺が直接
局に行って
止めさせてくる

沖田:「宇生田さん!!」

宇生田は急いで車で
テレビ局のある城へと急いだ!!

(“ゆう”)

皆さんよく聞いてください
私は罪の無い人間を
殺したくはありません

悪を憎み
正義を愛し警察も私の敵ではなく
味方だと考えています

(Sの心の中)

……
……
“ゆう”め…

(“ゆう”)

私の願いは悪の無い世界を
作る事です

皆さんがその気になれば
簡単に出来る事です

私を捕まえようとしなければ
罪の無い人間は死にません

私に同意できなくとも
メディアに乗せ公にしたり
しなければ殺したりはしません

そして少しの間待っててください
誰もが認める世界になります

宇生田:「くそ!!」

――病院

(“ゆう”)

私にはできます
心の優しい人間を
主とした世界が
変える事が…

そこで…土方の知り合いが
テレビの電源を消した…

(知り合い)

……
あなた…

体に障ります休んでください

(土方総一郎)

おい…
俺は“ゆう”事件の
捜査本部長だ…

と言った後知り合いは
また電源をつけた…

――ガン○ム城テレビ局

急いで車に降りた“宇生田”さんがいた!!

宇生田:「くそっ閉まってやがる!!」

と自動をドアを無理やり開けようと
宇生田は必死に言った

「警察だ開けろ!!」

それでも無理だった…
宇生田は銃を出しこう言った

「馬鹿野郎〜〜っ」

カチャ

…すると

「あーーーー“ゆう”が好きだぁぁぁああああ!!」
「うっ…く…くそ」

警察:「な、何て!?」

…宇生田は死亡した

(“ゆう”)

想像してください
世界の警察と私が守る世界を…
そこに悪は存在できなく――

(テレビの声)

国民及び異次元世界の皆様
落ち着いてください
今 ガ○ダム城テレビで放送されている
番組については詳しい情報が入り次第…

番組を変更し
ガ○ダム城テレビ前からの
生中継をお送りする事にします

今、ガ○ダム城テレビ前で倒れた人物が
居るとの情報が入りました

こ…これはライブ中継です
我々スタッフをお見せする事は
できませんが…
これは今のガ○ダム城テレビ前の
映像です!

近藤周市は大声で叫んだ…

(近藤周市)


宇生田!!

く…くそ!
“ゆう”か?…

(S)

近藤さん!!
駄目ですよ
どこに行く気ですか?

(近藤周市)

宇生田の所に決まってるだろ
そしてビデオもオレが回収してくる

(S)

今、あそこに行くと
殺されますよ?

(近藤周市)

ぎ…銀○!!
ここで黙ってその
テレブィ見てろって言うのか!?

(S)

テレブィってなんやねん!?
いや…それはいいとして…

冷静になってくださいと
言っているのです

私だってあのビデオの
放映は止めたいマジで!!

それにさー
ビデオをなんつーの?
送ってきたまま?の形で
全部 押収できれば
そこから“ゆう”の手がかり
つかめる可能性も高い

しかし 宇生田さんが
“ゆう”にやられたのだとしたら
あそこに行けば同じ目に遭うに
決まってますよマジで!

(“ゆう”)

悪を抑制し
犯罪の無い世界にする事が…

(テレビ)

恐る恐る救急隊が運びます
危険ですので皆さんは
ガ○ダム城テレビには
近寄らないでください


(近藤周市)

つまり偽造の警察手帳も
役に立たなかった
俺たちの名前は“ゆう”に
バレているって事じゃないのか?!

(S)

あるいはそうかもしれません
しかしそれだと“ゆう”は捜査の人間を
全員殺しておいて動くはず…

“ゆう”は…
殺人に顔と名前が必要と私の推理でしたが
これを見ている限り顔だけでも
殺せる可能性もゼロではないとしか…

今の時点で確実に言える事は…

宇生田さんは
あそこに行ってからやられたという
事です 他局にガ○ダム城テレビが
映される前にです

つまり“ゆう”は…
あのテレビ局内
もしくは
局に入るものを
監視できる所に
居るということに
なります

自分でどこかに
監視カメラを
付けているのかも
しれません

(近藤周市)

“ゆう”があの周辺に居ると
思うなら余計行くべきじゃないか

(S)

のこのこ出て行けば
殺されると言っているのです
わかってください

(近藤周市)

………
………
わからねーよ…

宇生田は殺されたかもしれないんだぞ!!
てめぇ〜だって“ゆう”逮捕に
命懸けているんだろ?!

(S)

い…命を懸ける事と命をやすやす
奪われる可能性がある可能性がある事を
するのは正反対です

気持ちはわかりますが堪えてください

宇生田さんがやられ
これでもし…近藤さんの命まで
奪われてしまったら…

近藤周市:「…………」


―――現実世界

とある高等学校・・・
…時間的には昼休みだった

(ノビスケ)

おい、なんで急に…
“ドラえもん捕獲事件”から
“ゆう事件”が広まったの?

(ノビスケの友達A)

恐らく噂では
ドラえもんがレーシング大会に
出場し…今頃終わり今月中には
現実世界に戻ると聞いたぞ

(ノビスケの友達B)

マジかよ…
糞箱売ってくる

(ノビスケ)

誰もX-B○X360の話してないだろ!?
そうか…当分はゆう事件なんだな…

――とある病院

土方総一郎の知り合いがトイレから
病室に戻ったら…
土方総一郎がいなくなっていた…

(テレビの声)

ガ○ダム城テレビ前は
嘘の様に閑散としております

そして…土方総一郎は…
とあるトラックを使っていた…

「ゴアアアア バッシャーン!」

と勢いよく…トラックで
ガ○ダム城テレビの門を無理やり開けた…

(“ゆう”)

警察が私と協力し
新しい世界を
つくっていく事に
イエスかノーか
4日後…○月○日
午後6時のニュースで
発表してください

同日午後6時10分より
イエスの場合と
ノーの場合の
異なるビデオを
テレビ局側に
放映する様
用意しております


「ドカーン」とトラックかなんかで
テレビ局の門を無理やりぶっ壊した…



(“ゆう”)

警察の発表とすれば
誰も顔を出さなくとも構いません

(テレビの声)

新しい情報が入り次第…

ああ!と…突入です!
ガ○ダム城テレビに
車が突入しました!!

警察車両の様です!
護送車でしょうか…?

(沖田桃太/近藤周市)

な…何だ!?

(S)

まあ…
あれなら外からは姿を見られずに
テレビ局内に入れますね

しかし宇生田さんが“ゆう”に
やられたのだとしたら

“ゆう”が局内から見ていた可能性も高い
危険な賭けかも…

(沖田桃太)

そ、それより誰が?
我々の味方なのか?

(近藤周市)

い…一応
警察車両だが…

警察の護送車から出てきたのは…
“土方総一郎”だった!!

(土方総一郎)

ハァ、ハァ
“ゆう”のビデオを流している
スタジオはどこだ?!

(警備員)

に…2階の
G-6スタジオ…

土方総一郎は急いで…
G-6スタジオに向かった!!

(土方総一郎)

おい、てめーら!!
警察だぁあああ!!
番組を中止しろ!!

(作者)

はは…よく来たな!!
土方さん!!

(ゼクロス)

番組を中止しろ?
ふざけんじゃねーよ(笑)

(メタル)

中止?中止したら
第8回戦が成功しねーじゃねーか(笑)

(土方総一郎)

ふ…ざけんじゃねぇぇええ!!
すぐに“ゆう”のテープを
止めろと言っているんだ!!

(作者)

ち…ちょっと待ってくださいよ
刑事(土方)さん…
これやめちゃうと
私たち“ゆう”に殺されちゃうし
ゼクロスvsメタルの第8回戦が
中止になっちゃうんですよ!?

(土方総一郎)

ふっざけんじゃねぇえええ!!
他の人間まで巻き添えになって
いるんだぞ?!

(メタル)

手遅れのようですね…
今日の分は終わりましたよ!?

(土方総一郎)

てめぇーだな?!
さんざん注意を受けながら
“ゆう”関連の事件を妨害したり
メタルさんとゼクロスさんのバトルを
無理やりやったりしてきたのは
BINGO!!御前だな!?

(作者)

そりゃあ…俺
作者だもん!!ったりめーだろ
お…俺だって
こんな事には・・・・・

勘弁して下さいよはは

(土方総一郎)

“ゆう”からビデオテープが
送られてきたディレクターというのも
おまえだな?!

(作者)

・・・・そうだ

(土方総一郎)

テープを出せ!!
送られてきた荷を
そのまま全て出せ

(作者)

・・・だから
それやると
俺たち 殺されるって

土方総一郎は…銃どころか
日本刀を出した…

(土方総一郎)

出せ!
出せば少なくとも
今 切腹で死ぬことは免れるぞ

(作者)

…そこは銀○らしくていいな!
だが…何考えているんです?
正気か?

(土方総一郎)

忠告をシカトして
まるで“ゆう”をアイドルか何かの
様に報道してきた結果だ
自業自得だと思わないか?

テープを観て
オンエアーしても問題がないと判断
できれば返してやる

(作者)

・・・・・
・・・・・
わかったよ!!

送られてきた封筒
メッセージの印刷された用紙2枚
デジタルビデオ@〜C
これで全てだ

(土方総一郎)

・・・
確かにこれがマスターテープのようだが
…このまま放映したとでもいうのか?
・・・

コピーしたテープを
全部 出すんだ!!

今更悪あがきするんじゃねぇ!!

(作者)

ひっ!!

わわ…分かったよ分かった
出すよ…出す出す!

刀振り回すのはやめてくれ…

あんた…目がイッちゃってるよ…

(テレビの声)

この件に関して
警察からは何も発表されておらず…

あ、今 やっと1台のパトカーが
ガ○ダム城テレビ前に到着しました



(沖田桃太)

我々だけじゃない…
まだ警察の中にも
立ち上がるものはいるんだ…

(S)

そうですね…捜査本部の
人間なんて警察のごく一部の
人間だったわけですから…

近藤さん
次長の携帯番号知っていましたよね?

近藤周市:「あ はい」

(携帯のボタンを押す音)
「ピッ ピッ」

(S)

電話をして
繋がったら私に ください

(テレビの声)

しかし
この事態にパトカーが1台というのは…


(携帯の音)「ピピピピ」

(次長)

私だ…
近藤 私には電話するなと…

(S)

Sです。
お願いがあります

この報道を見て
自己の正義感で動く
警察関係者が出てきます

上に統制を執って
頂かないと惨事になりかねません

(次長)

し、しかし…
私たちはこの事件には…

(テレビの声)

ああ!!
駆けつけた警官2人が
倒れました!!
わ…私たちも
ここから避難します
カメラは残し離れたところで
実況を!!

(次長)


わ…分かった
S。どう指揮を執るべきか
アドバイスをくれ

(S)

はい…そうです
姿を見せない様…

(携帯の音)「ピピピ」

アタリ:「土方さんだ」
近藤:「えっ局長!?」

(S)

では…次長
お願いしま…
いや そのまま切らずに
いてください

(S)

アタリ…
早く折り返しかけて電話を
私に。

(携帯の音)「ピピピ」

(土方総一郎)

土方だ!!
銀○に!!

(S)

土方さん 私です
やはり 貴方が
護送車で

(土方総一郎)

そうだ…
我慢できなかった…

しかしテープは全て押収した
そっちへ持っていく
今何処に?

S:「体の方は大丈夫なんですか?」

(土方総一郎)

大丈夫どころか…
こんな元気な俺は
生まれて初めてだよ

そんな事より
どうすればいい?
正面は危険だと思うが
あの車なら大丈夫なのか?!

(S)

ちょっと待ってください!

次長、突っ込んだのは
“土方総一郎”です!!

(次長)

土方?
入院していたはずじゃ…

・・・
・・・

S!
「5分もかからない」
そう土方に伝えてくれ

(S)

土方さん
5分そこで休んでから
正面玄関から堂々と
出てきてください

(土方総一郎)

?正面から
玄関から?
堂々と?

5分後…土方総一郎は
正面玄関から堂々と
出た…とその時
目の前には…たくさんの“警察”がいた…

(警察の皆さん)

いいか
隙間を作るな!
自分達の姿を見せるな!
“ゆう”はテレビ局内には
居ない!居るなら外だ!

そして…土方総一郎は…
警察の人に出会い一言

「…ありがとう」
といい…その後に

しかし自分1人で運転していく
と言って…その警察の人は…

はい 失礼しました
お気をつけてと言い

土方総一郎は本部へと戻った…

警察は…

いいか!
ここから見える範囲に“ゆう”が
居る可能性は充分ある


こちらの姿を見られぬ様
工夫し捜索しろ


西・南側全域
道路封鎖しましたーっ

北側 若干名不足
管轄を超えたあの勇士を
北側に誘導
願います

(テレビの声)

警察は厳戒態勢に入った模様です
ガ○ダムテレビ一体の道路を
検問封鎖!

警察は明らかに“ゆう”と戦う姿勢を
見せました!!“ゆう”には応じません!!
警察は“ゆう”と戦います!!

警察は“ゆう”の呼びかけには
応じず戦う姿勢を見せました

わ…私はあえて勇気を出して言います

これで正しい
これで正しいと!!

(省略)

と…このアナウンサーは…
言った…

土方総一郎が…
捜査本部に戻った後…

(捜査本部の人たち)

局長!!

土方局長!!

(土方総一郎)

銀○…勝手なマネをして
すまなかった…

S:「いえ」

(土方総一郎)

“ゆう”が送ってきた
封筒 テープ
全部入っている

少し休ませてくれ…

(沖田桃太)

だ…大丈夫ですか
局長…
病院に戻った方が…

(Sの心の中)

土方さん…
無駄にはしません……

(沖田桃太)

はい…はい
・・・・・・・・・

局長は私たちと一緒に居ます
今は休んでいますが無事です
心配しないで下さい

(Sの心の中)

消印は○○か…

しかし“ゆう”は死の前の行動を
操れる自分で○○まで行き
投函しなくても出せる…

(S)

近藤さん
これの鑑識お願いできますか?

(近藤周市)

はい
鑑識は顔がきくので
うまくやりますよ

彼らなら指紋
切手を舐めていれば
そこから情報を…
封筒やビデオテープの売られていた地域や
映したカメラで特定できます

映像からも何かつかめるかも…

勿論、音声を切って
ビデオの内容はわからない様に
調べさせます

(S)

お願いします
私はこっちのコピーのテープの方で
まず内容を確認しますので

翌日・・・

捜査本部一行がSのいる部屋に
入室した・・・。

(土方総一郎)

ど…どうだ 銀○…

(S)

すげー面白いビデオだったぜぇ
(本当はいちごミルク飲みながら観たんだけど…)

警察が“ゆう”の協力に
イエスと答えたらBのビデオの放映を
指示してあり

ノーならCを放映です

Bには協力の細かい条件
簡単に言うと
犯罪者をより多く
報道する事
特に軽犯罪でも
人を傷つけられた者
弱いものへの虐待は
できる限り取り上げろ
という事です

そして裁くかどうか決めるのは“ゆう”

それと警察が協力する事の証と
――

Sがテレビに出演し
「“ゆう”に協力する」と発表
しろと言っています

(土方総一郎)

・・・・・
・・・・・
・・・・・

(S)

幹部と共に私の顔を晒させ
警察に妙な動きが出たら
そこから殺していくという訳です

“ゆう”は多分
警察が協力するはずが
ないと承知の上で今回の
行動を取っています

昨日 警察が取った
行動の様になるのは
誰だってわかる

(土方総一郎)

・・・・
・・・・
それで「ノー」と答えた
場合のCのビデオの内容は
・・・・・・

(S)

言い方が違うだけで
ほとんど同じです

まぁ…口で語るより
観たほうが早いですね

「ピッ」

土方さん
4日後の返事は
当然「ノー」でしょうし

この4のビデオ
ガ○ダムテレビに放映する事を
許可してあげてください

4日後・・・

(“ゆう”)

答えは“ノー”という事を
大変残念に思います

しかし今までどおりの報道は
して頂かないと
警察及び報道関係者を裁いて
いく事になります

そして警察はあくまでも
私と戦うという返事ですから
これだけでは甘すぎます

敵対者としてまず私を捜査する
本部を持つとされている
現日本警察庁
長官の命――

もしくは
その指揮を執っているとされる
“S”なる人物の
命を取ります

長官か“S”か
どちらを平和な世界への
協力をしなかった
犠牲として4日間で
決めてください

長官の顔は知っているので
問題はありませんが
Sを差し出す場合

4日後
ガ○ダムテレビ
午後6時のニュースに
Sが出演し10分間の
スピーチを行ってください

Sであるかどうかは
私が判断します

Sではないと判断した場合
世界の警察の幹部と
何人か代償にします


嘘はつかない様
お願いします


何度でも言います
私は罪の無い人は殺したくはありません

まだ4日あります
よく考えてください


〜シルバーピーチさんの場合〜

一方…その頃
シルバーピーチさんは…

テレビを見ていた

(“ゆう”)


(シルバーピーチ)

はは
やはり…神は私の味方を
している…神と言っても
天使だけどね。


(クピード)

ククッみたいだな…

(シルバーピーチ)

人間界にもう一匹の天使が
舞い降りた…

そしてその天使の
ラブノートは

“ゆう”に賛同する
人間の手にある
そう考えて
間違いないだろう…

この偽“ゆう”
偽とわかっているのは
私しかいない

問題はこいつが敵か味方か
そしてどちらであろうと

私がこいつをうまく利用できるか
どうかだ…

テレビ局(ガン○ム城放送局だけど)
に駆けつけた警官2人までもが
死んだことからおそらく
こいつは天使の目を持っている
つまり…殺傷能力ははるかに私より
勝る“ゆう”…

うまく使えば
こいつは私が“ゆう”ではないと
証明しながら“S”を始末してくれる

いや今の状況なら
放っておいても
4日後“S”が葬られる可能性は高い

しかし

ビデオを送りつけたり
警察幹部を生贄にしようとしたり
こんな卑劣なやり方で
“ゆう”の単位を落としたのは
許せる事ではない…

あまり長く
野放しには
しておけない…

そして“S”…

あいつもこの状況では
今まで以上に必死に
なるだろう…


偽がヘマをして捕まり
ラブノートの存在を
知られてもまずい

・・・
・・・

そして偽がヘマをしそうなら
“S”より先に偽を始末し
ノートを奪い

偽がうまく“S”を殺したり
世界をうまく変えていけそうなら
そう誘導する

それには…


偽“ゆう”に
私の顔も名前も明かさず
コンタクトを取り
操る事…

あと…関係ない話だけど
私…実は

クピード:「実は?!」

(シルバーピーチ)

名前…複数あるんだ!!!

(クピード)

な…んだと!?

(シルバーピーチ)

そう…実は
私の名前は“シルバーピーチ”でもいいし
“チェリー”でもいい
前まで改名したとか言ったけど実はアレウソ。
名前は2つあるって認識しておいて

じゃ…私はこれで寝るわ!!

シルバーピーチは…
ベットで熟睡した

(クピード)

なんでやねーーーーん!!

一方…その頃
ゼクロスさん、メタルさん、作者は…

 

 圧倒的な文章量のため、次のページへ続きます。

 

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